ユウシのユムグチ

奄美大島出身の蛇三線ロックバンド ティダ ボーカル担当:雄志のブログ

できる事から少しずつ。

ある市役所にて、原爆の根絶を願って平和記念展が行われていました。


そこには、当時の被爆した様子を絵と写真を使って展示されてありました。


被爆した後って言うのは『はだしのゲン』と言う漫画など、絵では見た事がありましたが、写真であそこまではっきり見たのは初めて。

とにかく酷すぎる…
写真がモノクロだからなんとか見られるけど、カラーだったらとても見てられないと思う。

当たり前ですが、やっぱり絵よりも写真の方がすごく伝わりますね。あれを見たら原爆の恐ろしさがすごく分かると思います。

ただ、原爆は恐ろしい、戦争は恐ろしいと言うよりも、あのような写真や映像をテレビとかでもっともっと取り上げて放送して欲しいと思う。

これからは特にメディアを使って訴えていく必要があると思いました。
だって、写真を見たのはこの歳になって初めてですからね。そのような場所に行かなかったら見れなかったかもしれません。


原爆を体験させられてしまった方達のほとんどの年齢が70〜80代だそうです、って事はリアルに伝えていく事がより困難になってきます。それからは写真や映像を使って、更にはCGを使って再現し、よりリアルに伝えていく必要があると思いました。

あれを見たら誰もが経験したくないと思うに違いありません。



小学生の頃、じいちゃんの家に被曝手帳がありました。
驚いて、それがなんでうちにあるのか聞いてみると、原爆が投下された当時、うちのじいちゃんは長崎に居たそうです。

たまたま投下された場所から離れたところに居た為に今がありますが、もし何らかの事情で近くにいたら…考えただけでもぞっとします。


先日のラジオ出演の際、ナビゲーターを務めるはっとさんがおっしゃってたのですが、ミュージシャンはそういう反戦や平和な思いも伝えていかないといけない、人に伝えていく職業だと。
今日、改めてそれを思い知らされました。


自分のできる事から少しずつ、そう思い展示場所に置いてあった核廃絶の署名にサインしてきました。

9月9日に行われるセプテンバーコンサートは、アメリカで9月11日に起きたテロの日に世界中を音楽で埋め尽くそうと言うイベントです。ティダは去年に引き続き参加いたします。

平和を願う思いを込めながら、ティダらしくその日を盛り上げて会場に来ていただいた皆様と楽しみたいと思います。


戦争や無駄な争いを無くす為には、まずは自分自身の心を豊かにする事ですね、そして、みんなが明るくなる音楽、感動する音楽を作り、楽しめる空間を作りティダも世界平和に貢献してゆきたいと思います。


みんなで長生きしましょ〜!!